終わり良ければすべて良し「落第騎士の英雄譚」【感想】
記念すべき一本目の感想は
「落第騎士の英雄譚」です!
この作品は2015年の秋アニメとして1クール放送されました。
一見よくあるハーレムものに見えますが、意外にそれだけではない、面白さがあります。
実際にこの手の作品の中では、かなり評価が高いです。
そんないい意味でも悪い意味でも期待を裏切ってくる作品をゆっくり評価していきたいと思います。
○ 作品の紹介
己の魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い≪魔導騎士≫
その学園に通う黒鉄一輝は、魔導騎士としての能力が低すぎて留年した
≪落第騎士≫だった。
そんな彼は、10年に一人の天才と呼ばれる≪A級騎士≫の異国の皇女
ステラ・ヴァーミリオンから一方的に決闘を挑まれる。
だが、彼は周囲の予想に反し勝利してしまう。
一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だった。
騎士の頂点を争う戦いの中で最底辺から並み居る強敵を倒し駆け上がっていく一輝。
かつての《落第騎士》は、やがて《無冠の剣王》として
すべての騎士から注目されるようになっていく。
そして圧倒的な才能不足を克服して高みを目指す一輝に、ステラは次第に惹かれていく… 公式 Introductionより
小説(ライトノベル)のイラストはをんさんが担当していて、現在は18巻まで出ている模様。
漫画も2014年の四月からはスクウェア・エニックス・ガンガンONLINEで連載が開始していて、シリーズの累計発行部数は150万部です。(結構すごい)
アニメシリーズは、2015年の秋アニメとして放送されていて、制作会社はSILVER LINKです。
原作や漫画はもちろん、アニメやゲームなども出ているので、結構売れていることがわかりますね。
・アニメ公式
○感想
ここからはネタバレ全開で行きます
まだ見てないよって人は戻りましょう!!
感想・評価観点
- ストーリー
- 作画
- OP・EDなど
主にこの三点で語っていきます。
・ストーリー
まぁ・・・普通ですよね。
むしろ、ちゃんとストーリーを重視する人からしたら、面白くないっていう人も全然いると思います。
基本のストーリーは、己の魂を武器に変えて戦う伐刀者(ブレイザー)が存在する世界で、主人公である黒鉄一輝は、伐刀者としての能力値が低すぎて単位が取れずに留年してしまい、周囲の人間からは落第騎士(ワーストワン)と呼ばれていました。
ですが、十年に一人の逸材である学生Aランク騎士で紅蓮の皇女と呼ばれる入学直前の異国の皇女ステラ・ヴァーミリオンに色々あって決闘を挑まれ、周囲の予想に反して勝利してしまいます。
そしてそれをきっかけとして、周りの評価がどんどんと変わっていき、校内の伐刀者としての強さを競う「選抜戦」で勝ち上がっていくお話です(こらそこWiki丸写しとか言わない)
案の定、俺TUEEEE系のジャンルになってしまうわけですが...
ここで批評を一つ、この作品、どこかで見たことがある設定が少しあるんですよね。
例えば、主人公黒鉄一輝が、なぜ入学時にはその才能を見出されなかったのか。理由は、ただ入学時のテストが、伐刀者としての能力を図るものであり、一輝はそれ関連の才は全くというほどないので、綺麗にすり抜けた。と...
(どこのお兄様だよ)
あとは途中で登場する倉敷 蔵人というキャラが使う「大蛇丸」という固有霊装。
これですね、マジで瓜二つな武器がほかにあるんですよね...
もう何もいうまい。
ですが褒めるべきところも多々ありまして、僕が好きなのは、登場するキャラ全員(蛇野郎を除く)が、個性がしっかりしている武器を持っているところです。
弓と使用者本人は見えなくなるけれど、打たれた矢は見えたり(途中から見えなくなりますが)、雷ビリビリ刀生徒会長とか...
中でも好きなのが綾辻 絢瀬の使う「風の爪痕」っていう技。
これの予備動作で、刀の鞘に小指をトンッと乗せる動作があるんですが、それが結構好きです(真顔)
ていうか落第騎士の英雄譚 小指でこの人が出てくるのちょっと笑う
本当は主人公のTUEEEEEE具合もちょっとおかしいので紹介したいですが、この作品が好きで見に来ている人もいると思うので、あまり批評しすぎはやめておきます。
・作画
ここから好評ですよぉ!!
特筆すべきは戦闘の作画。
この作品、別に大規模な作画の乱れはありませんでしたが、何が悪いといわれているかというと、それは上で紹介した設定云々なんだと思います。
そしてそれをどうでもよくするほどの戦闘の作画。特に最終回!
荒々しいタッチやOPと同じような白と黒と赤だけで描かれる世界は圧巻です。
正直最後の作画だけで見る価値は十分にあると思います。
動画もありますよ~
圧巻の作画とともに曲もいっぱい流れますが、まぁそこについてはまた後で。
・OP、EDなど
OP曲 「アイデンティティ」
作詞・作曲・編曲・歌 酒井ミキオ
物語の進行によって少しずつアニメーションの一部が変更される贅沢仕様です。
サビはめっちゃ好きです!リズム感といい、曲調といい、耳に残るいい曲だと思います。
でもそれ以外の歌詞やテンポは...人を選ぶと思います。
OPのアニメーション比較動画もあがってるので探してみてはどうでしょう?
ED曲「波羅蜜恋華」
作詞 宝野アリカ 作曲・編曲 片倉三起也 歌 ALI PROJECT
ALI PROJECTは至高。この曲でもアリプロ感が前面に出ていてとても良いです!
実際僕のプレイリストにもアリプロは数曲入ってます...
あっ良い...
○まとめなど
少し批評のほうが前面に出ていましたが、総評として挙げるなら
普通に面白いと思います。
設定が少しありきたりなだけで、変に浮いてるキャラや、世界観ではないので、全然楽しめると思います。
実際僕も最終回はとても興奮してみてました()
僕もまだ原作を読んでいないので、分かりませんが、アニメでこの出来なので、原作も安定して面白いと思っています。でないと150万という数字は出ませんしね。
キャラたちも可愛らしく、箸休めとして見るなら完璧なアニメだと思いました。
・公式
上でも載せてたね...
そしてここらへんで、この作品の感想および評価を終わりたいと思います。
書く前はこんなこと書こうとか思ってるんですが、以外と書いてる途中は忘れちゃうもんですね...
まぁタイトルにもある通り、最終回ですべてを持っていく、終わり良ければすべて良しって作品だったなぁと思います。
次の記事は一回短いゲーム記事を挟んで、昔に社会現象を引き起こした有名なアニメの評価をしたいと思います。
ではまたどこかでお会いしましょう(誰?)
えんどろーる