怪異系ヒロインは如何ですか?「化物語・偽物語」【感想】
どうも、えんどろーるって奴です。
今回で三回目の感想になりますが、今回の作品は
名前は聞いたことがあるって人は多そうですね。
化物語だけが有名ですが、実はこれ結構長いシリーズ物で、全部見ようとするとフルで三日掛かったりします...
私が12月をすべて消費して見終わったこの物語シリーズ。
実際、面白いのかどうかをゆっくり語っていこうかなと思います。
・作品紹介
高校3年生の阿良々木暦は春休みにとんでもない『事件』に巻き込まれて以来、人とは少しだけ異なった部分があった。
『事件』を通じて親しくなったクラス委員長の羽川翼と共に文化祭の準備をしていた5月のある日、ひょんなことから2年間ろくに会話すらしたことがない病弱なクラスメイト戦場ヶ原ひたぎの秘密を知る。彼女には、およそ体重と呼べるものがほとんど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと猟奇的な脅しを受け、口許をホチキスで刺される。それにもめげずに彼女の問題解決に対する協力を申し出る。暦は事件の後遺症として他人よりも異常に傷の治りが早くなっており、ひたぎの負わせた傷もすっかり塞がっていた。ひたぎによると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さを根こそぎ持っていかれたのだという。彼女の体重は平均的な体格にもかかわらず5kgしかなかった。
春休みに遭遇した事件解決に際し、暦と翼は怪異に詳しい忍野メメという風来坊のオッサンの力を借りた。暦とひたぎはメメに相談するため、彼がねぐらにしている学習塾跡の廃墟ビルに向かう。メメはそこで金髪の少女で『吸血鬼の成れの果て』という忍野忍と暮らしていた。「助けるんじゃない。君が勝手に助かるんだ。ボクは力を貸すだけだ」と語るメメ。メメによるとひたぎの体重を奪った蟹もやはり怪異であるという。ひたぎはメメの力を借り、自分の体重を奪った怪異と再会するのだが、それには彼女自身が抱え持つ別の問題が関係していた。
『事件』の影響から怪異に纏わり付かれるようになった暦。暦に助けられて以降、毒舌ツンデレながら好意を抱くようになるひたぎ。しかし、暦とひたぎが親しくなったことで暦の周囲は再び慌ただしくなっていった。
Wikiより引用
私立直江津高校の周囲に出没する「怪異」に絡む『化物語』の後日談。
阿良々木暦の大きいほうの妹、阿良々木火憐と小さいほうの妹、阿良々木月火の物語。
かれんビー
蟹、蝸牛、猿、蛇、猫。直江津高校周辺に現れた怪異に関わった5人の少女の事件が解決し、文化祭を終えた夏休み、阿良々木暦は恋人の戦場ヶ原ひたぎによって学習塾跡に監禁される。千石撫子(せんごくなでこ)を苦しめていたおまじないを意図的に流行らせている人間がいるという。黒い喪服のようなスーツに身を包んだ男、その名は貝木泥舟(かいきでいしゅう)。かつて、ひたぎを騙した詐欺師の一人がこの町に現れたらしい。栂の木二中の「ファイヤーシスターズ」の異名を持ち、正義の味方を自称する火憐と月火は、中学に流行ったおまじないの元凶である貝木の居場所を突き止めるが、返り討ちにあってしまう。暦は学習塾跡から脱出し、妹を助けるため、ひたぎと共に貝木と対決する。
つきひフェニックス
貝木泥舟との対決を終え、上の妹である火憐と少し仲良くなった暦。夏休みの外出中、暦は影縫余弦(かげぬいよづる)と斧乃木余接(おののきよつぎ)と名乗る不思議な二人組と出会う。再会した貝木によると、彼女らは「不死身の怪異」を専門とするゴーストバスターだと言う。吸血鬼である忍野忍(おしのしのぶ)とその眷属だった自分が目的だと考える暦だったが、彼女らの真の目的は意外な人物だった。
Wikiより引用
この作品は、全体を通して「怪異」と呼ばれる摩訶不思議なものが随所に出てきます。
それらの定義はあやふやであり、理解しようとしても理解できず、それでいて理解されようとしても理解してはいけないという、現代の妖に似たようなものです。
そんな独特の世界観で、主人公である阿良々木暦が過ごした街での一年間の出来事を語っていくのが、物語シリーズの流れとなっています。
今回の二作品は、そんな中でもメインヒロインとなるキャラ達との出会いのお話となっています。
・感想
ではここからは、ネタバレも含む配慮無しの意見です。
まだ見てないぜ!って方やネタバレが嫌いな方は見ないことをお勧めします。
○ストーリー
ぶっちゃけて言うと、結構人を選ぶと思います。
好きな人はとことん好きになるし、嫌いな人はとことん嫌いになると思います。
まぁ僕は大好きですが
基本的にこの二作品は、「ひたぎクラブ」や「なでこスネイク」などの短編に分かれており(全体的なストーリーは続いているが)、その話ごとにメインとなるヒロインが決まっています。
主に怪異関連のストーリーで、日常→ヒロイン登場→異常発生→解決→オチという分かりやすい流れになっていて、一見大衆受けしやすそうですが、西尾維新さんの言葉遊びと、後述しますがシャフトの独特作画で中々に内容の理解が難しくなっています。
さらに独特のテンポもあるので、慣れるまでに数話は掛かるでしょう。
実際自分もかかりました。
ですが一度この雰囲気に慣れてしまうと、とてつもなく引き込まれる展開とキャラ達で、一気に面白くなってきます。
特に好きなのがまよいマイマイこと八九寺真宵で、あの一番見た目の年齢は幼いのに、中身は一番の大人で、最後まで阿良々木が信用していた人物です。
あの家を探して迷っているシーンや阿良々木との軽快なやり取りは、後半の展開がすすんでいくにつれて本当に悲しくなってくるんですよね...
ひたぎは早めから阿良々木に好意を伝え、恋人関係になっているわけですが、どうもほかのヒロインたちが強すぎて、いまいち影が薄いような気がします...(少なくともこの作品では)
後はみんな大好き千石撫子ですね。ハイハイ可愛い可愛い...
こんな可愛いんだから別にシリーズ後半でどうなっても愛せるよな・・・???
ぼくは豹変ぶりにちびりそうになりました
まぁそれでも魅力的なキャラであることには変わりないので、良いんですけどね。
あとは偽物語で出てくる姉妹たちですかね。
この子たちで有名といえば、やはりあの歯磨きシーンなのではないでしょうか...
いや実際あのシーンはえっちコンロ点火したくなる程には、すごいです。本当にシャフトしか書けないですええもうあれは(迫真)
おっとこれ以上はR18版ウツセミノカクレガで楽しんでくれよな!!!
まぁストーリー自体は、物語全体にかかわる伏線なども所々あるので、今のところは中々に面白いかなって感じです。
まだまだこのシリーズは続くので、そこで評価が変わってくる人もいるかもしれませんね。
○作画
化物語の制作会社は、魔法少女まどか☆マギカやef、絶望先生などで有名な
「シャフト」です
こんなマニアックなブログを見ている人ならわかると思いますが、一癖も二癖もありすぎる会社です。
最近は落ち着いている傾向ですが、少し前までは、普通のアニメにはない独特な表現と文字の羅列、面白可笑しい言葉遊びなどで、ほとんどのアニメ会社を圧倒していました。
このような作風がこのアニメが人を選びすぎる作品になってしまう一番の原因でもありますし、そして一番の魅力でもあります。
自分はこの作風は信者に近いほど好きなので、いつかこの会社だけを取り上げた記事も書こうと思っています。
もし未視聴のネタバレOKでこのブログを見ている人がいるのなら、是非一度この世界を見てみてほしいです。
○OP,EDなど
この作品の魅力のもう一つとして、豊富なOP,EDでキャラごとに曲があることです。
化物語の曲はもちろん、偽物語の曲も素晴らしいものが多く、きっと一曲はこの曲いいじゃん!ってなるやつがあると思います。
とりあえず一部を挙げますが、ほかにも多くの曲があるので、是非聞いてみてください。
かなり有名なものを挙げましたが、かなりいい曲たちです。
このクオリティが全ヒロイン分あるので、本当に作り込みがすごいなと思います。
・総評
最後は駆け足になってしまいましたが、このシリーズはまだまだ続くので、とりあえずここまでの総評を。
癖がありすぎる、だからこそ輝いて見える作品です。
シャフトという会社の独特すぎる作画のせいで、人を選んでしまう作品になってしまいましたが、それでもこの作品は多くの人に見てもらいたいし、化物語だけ知ってるって人も、その先の作品を知ってもらいと思いました。
全体で言えば、物語の導入にあたる二作品ですが、だからこそ面白い作りになっています。
この個性的なヒロインたちと、不思議と日常に溶け込む怪異たち、全く関係ないようで、関係がありすぎるこの二つの要素が織りなす一年の青春はどうなっていくのでしょうか...?
今回の感想はここまでですかね。
そして今回はあまり触れなかった怪異や世界観の本質は、また続編の感想で触れていきたいと思います。
そしておそらく次はまた感想になりますが、物語ではなく別の作品になります。
物語はその次かな~
深夜に編集してて眠いので、今回は雑談も無し!閉廷!
ではまた、どこかでお会いしましょう。
えんどろーる